電話占いポポラーレに寄せられた感謝の手紙やメールのなかから、特に皆様にも紹介したいというものを選び、ご紹介します! ※掲載については、ご本人の許可をいただいております。
なんでもマネする親友に、婚約者まで奪われた
私と同じじゃなきゃ気が済まない、無邪気な親友
私には、恵美という親友がいます。彼女と仲良くなったきっかけは、中学1年生の頃に席が隣同士になったこと。中高一貫校だったので、高校を卒業するまでの6年間、毎日のように一緒にいました。恵美は、まさに「天真爛漫」という言葉がぴったりな性格で、感情があまり表に出ない私とは正反対。でも、不思議と恵美とは気が合いました。
ただ、恵美には困った癖…とでも言うのでしょうか、すぐに私の真似をする性質がありました。携帯電話のストラップ、ペンケース、制服の着くずし方…。果ては、私の家に遊びに来た時にチェックしたのか、恵美の部屋はカーテンの柄や布団カバー、カーペットの色まで私の部屋と同じ。「さすがにここまでは」と思い、恵美をやんわりとたしなめると、「菜々ちゃんセンスがいいから、つい同じものが欲しくなっちゃって…ごめんねぇ」と、屈託のない笑みを浮かべるのです。私はその笑顔を見ると「実害があるわけでもないし、まあいいか」という気持ちになってしまうのでした。高校を卒業した後、私は大学進学のために上京。地元で就職した恵美とはすっかり疎遠になっていました。
10年ぶりの再会、そして裏切り
恵美と再会したのは去年の10月。大学時代から付き合っている彼との結婚が決まり、改めて両親に挨拶をするため帰郷した時のことです。駅前で偶然会った恵美は、私を見つけるなり、10代の頃とちっとも変わらない笑顔で駆け寄ってきました。
「菜々ちゃん! 久しぶり~! あれ、こちらの方は…?」 「恵美、元気そうだね! 彼、お付き合いしている○○くん。今度結婚するんだ」
私がそう答えると、彼女は一瞬驚いた表情を見せた後、すぐにいつもの笑顔に戻り、「そうなんだ~! おめでとう! 菜々ちゃんをよろしくお願いしますね」と言い、彼に向かってペコリとお辞儀をしました。「ねえ、今度お祝いさせて! 3人で飲もうよ。グループLINE作るから、連絡先交換しよう」という恵美の発案で、LINEのIDを交換した私たち。その日は彼女とはすぐに別れ、私と彼は私の両親への挨拶を無事に済ませました。
3人での食事が実現しないまま3ヶ月が経った頃、私と彼は結婚式に向け、本格的に準備を進めていました。彼の浮かない表情が少し気になりましたが、招待者リストや引き出物など、結婚式を挙げるために決めなければいけないことが山ほどあり、私は気づかないふりをしていました。そしてある日、「話がある」と言って突然私のアパートに来た彼は、険しい表情でこう切り出したのです。
「菜々、ごめん。この間、急に恵美ちゃんが東京に来るって言って…2人で食事したんだ。そしたら、お互いに酔っぱらっちゃって、それで、そのまま…。本当にごめん」
あまりにも急な出来事に言葉を失う私に、彼は「婚約をなかったことにしてほしい。その後も何度か会っているうちに、恵美ちゃんを好きになっちゃったんだ」と続けました。ぐるぐるとした頭の中で私が思い浮かべていたのは、10代の時、いつも私のマネばかりしていた恵美の姿。持ち物をマネされることは許してきましたが、今回ばかりはそうはいきません。しかし、彼が帰った後、震える手で恵美に電話をかけると、彼女は悪びれる様子もなく、いつもの調子でこう言いました。
「菜々ちゃん、ごめんね。○○くんがね、結婚式の準備ばかりで、菜々ちゃんが全然相手してくれなくてさみしいって言うから…、つい」
霊視で暴かれる親友の本性
それから1週間、私は仕事にも行けず、恵美に対する怒りと、彼に裏切られた悔しさ、情けなさで、ボロボロになっていました。それでもまだ彼のことが好きだった私は、「どうにかして彼の心を取り戻したい」と強く願うようになりました。あれこれ方法を探し回ってたどり着いたのが、電話占いポポラーレ。「復活愛の成就」という言葉だけで、私の心を掴むには十分でした。
電話がつながると、先生は私よりも先に「親友と恋人に裏切られてしまったのですね」と話し始めました。そして、「親友の方は天性の“魔性の女”。とても明るく天真爛漫でありながら嫌みがないので、周囲の人間からは好かれています。しかし、いつも自分中心に世界が回っていないと気が済まないタイプで、関わるとロクなことが起こりません」と次々と言い当てていきます。気が付くと、私の頬には涙が伝っていました。
先生は、「彼の恋心は一過性のものなので安心してください。ただ、いまだに親友の方が持つ引力に強く引っ張られている状態なので、これを切り離してしまいますね」と言うと、数分間の沈黙が流れました。そして、私の頭の中で何かパァンとはじける音がしたかと思うと、温かい光に身体全体を包まれるような感覚を覚えました。「あなたと親友の方の縁切りと、あなたと彼の縁をつなぎ直しておきました。これで1週間以内に彼から連絡がくるはずですよ」と先生。
先生のおっしゃった通り、4日後に彼から連絡が来て、復縁成就を達成。そして今年の5月、彼と無事に結婚式を挙げることができました。もちろん、結婚式に恵美は招待していません。またマネされてはたまりませんからね。